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FX予言集 フィリップFXブログ

円しか買えない

金曜日はギリシャへの支援観測でユーロが上昇してドルを圧迫した。 更に米国中古住宅販売が予想を下回り、ドル安に拍車を掛けた。 今日のシカゴ先物為替ポジション高は、昨年9月以来のドル買い越し高水準ということもあってドル売りへ動きやすい地合は出来ていた。 ドル円は88円台で引け、85円台へ妙味を抱かせる水準まできていたが、前月初めの88円からの上昇と同様に今回もまた89円台に乗せており、どうもここから下は買い注文が多くあるようだ。 先週は5日間下げ続けていた為に買戻しも多少は入ってくるタイミングでもあるが、今回は90円台を回復しないとなかなか前回のように急反発までとはいかないのではないか。 
またウォールストリートジャーナルが英国の財政問題を取り上げギリシャの次は英国ではないかという記事を背景にポンドが下げ始めているところに、英国プルデンシャルがAIGのアジア生命保険部門を買収との報道がなされたことでポンドは暴落となりストップを巻き込んで下落となっている。 最近の経済指標は悪くはないが、量的緩和の継続が続いておりなかなか金利が上がらない事で軟調であったポンドは大きく値を下げる事になった。 ここ数週間、ポンドは下落基調にあってポンドドルは1.64台から急落し、約一ヶ月で1500ポイントも下げたことになる。 ユーロポンドも同様に大幅な上昇となり、軟調なユーロを上回る大幅な下げとなってしまったのは、ドバイを初めとする中東経済の悪化から金融機関を救済するために英国政府やBOEが金利水準を下げたままにしていることが大きい。 軟調基調にあって、ここにきての買収要因などで突っ込み売りに見舞われ、投売りがかさみ、ドル高基調が揺らいできたところからテクニカルの面から短期では底入れも考えられる。 まだ下攻めは何度かしそうだが、現在安値から200ポイントほど戻していて、今日の安値を今週中に割り込んでいかないと1.51-3くらいまではあるかもしれない。 注目すべききっかけとなるのはユーロポンドの動きであろう。 明日以降の動きに気をつけていきたい。

2010.3.2日 5:38更新

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