FX予言集 フィリップFXブログ
リスク回避の動き
最近、米国経済指標の中でも特に雇用環境を現す数値の悪さが際立っている。 昨日の新規失業保険申請件数が予想を大幅に上回っており、来週の雇用統計が注目度が増してくる。 この結果を受けて、それまでドル売り気配が出ていた相場に拍車を掛け、ドル円は一時89円を割り込んだが、前日安値までは到達せず89円台に戻る展開となっている。 その結果が出るまで、下に突っ込みを見せていたクロス円は、ドル相場に転換してからは対ドル相場の上昇もあって値を戻し始めている。 バーナンキ議長の議会発言で金融緩和継続姿勢を確認し、懸念であった雇用環境の悪化はドル売りを促がすには十分な動機となった。 また市場が若干ドルロングだったのも売りのタイミングとしては絶好だったのではなかろうか。 今日は、投信設定などでユーロに買い観測がありユーロ円共々上昇しているが、日本時間で戻しテクニカルでの良い売り場提供をしてしまう懸念もあり、今夜の海外経済指標やギリシャ問題に絡んでの動きが大きくなる可能性もある。 戻しているとは言っても、これくらいのレベルではまだ安心することは出来ないのではないか。 しかし月末、週末ということもありドル円が90円を越え、ユーロ円が122円台に乗ってくると買戻しが活発化することも考えられる。
2010.2.26日 12:23更新
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