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FX予言集 フィリップFXブログ

相対的には円安傾向が続いている

英国中銀のキング総裁は記者会見で、先日国債などを購入する量的緩和の資金枠を2千ポンド(約30兆円)に拡大した事について、緩和策を完了する一歩ではなく、これからも完全にオープンだとして、一段の緩和策に含みを持たせた。 さらにポンド安が輸入から輸出への不均衡に寄与するとコメントし、ポンドの急落に繋がった。 ポンドドルはとはいえレンジ内の高値1.7台に近づいていたことからタイミングを計っていた売りが多かったために下げが加速した。 反面失業率の結果が良かった事から、1.66台からはある程度買いが入っているようだ。 金価格は1118ドルまで上昇し、ユーロの上昇とドルの下落の背景となっている。 米国FRBが金融緩和策を継続しそうだとの臆測から金利は低下したためにドル売りに拍車が掛かっているが、株式市場は高値更新を続けている。 新興国経済の好調さからマネーが既にだぶついているから、株式市場が来年度のことも無視して上昇しているのは非常に危険なサインではなかろうか。 逆に日本の平均株価は円高によって上昇を阻まれているが、そのうち連動していくのは時間の問題であろうか。 今年は全体にはドル安傾向となっているが、ここ数ヶ月で各国の経済状況によって為替もまちまちの動きとなってきてファンダメンタル主体の動きとなっている。 ユーロプラス資源国通貨は買われ、日米は売られる展開となっており日米同盟は依然強固であるかのようで、米国の落日に日本も連動しないよう祈るばかりである。 
さて為替だが、年末にかけてのユーロ上昇は今年に限ってはおとなしいようで、金価格の上昇はあるにも関わらず顕著な動きとは言いがたいが、調整を入れながらであるために今年2月からの上昇トレンドはまだしばらく続きそうだ。 ドル円に関してはドル安での下げであり、他の通貨に対しては依然円安で推移しているために80円台とはいえ反応が薄い。 これを円安に持っていくには米国以上の強固な低金利継続意思が必要ではないかと感じている。 輸出企業は円高になろうが、新興国への比率が徐々に大きくなってくる為に他のクロス円も合わせて報道される事が重要であろう。 これが理解出来ているのは、証拠金取引をなさっている投資家の方々である。 為替の取引をやるだけでも国際経済の仕組みについての勉強にも興味が沸いて、脳内革命に寄与してくれるかもしれない。 脳は150年以上発達しつづけると言われており、人間の寿命の倍近くは長く若さを保てるそうだ。 為替取引もそんなところで役に立てればうれしい限りである。 

2009.11.12日 4:28更新

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