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FX予言集 フィリップFXブログ

短期ポジション巻き戻し

米国住宅指標のケースシラーは予想を上回り不動産価格への上昇の兆しを見ている。 ガイトナー財務長官もここぞとばかりに不動産への言及をしているが、それはあまり市場には響かないようだ。 対して消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業指数は予想を大幅に下回り、企業業績を背景にした押し目買いと交錯した売りがダウ平均の頭を抑えた感がある。 それらの指標が背景にあって、クロス円代表であるユーロ円の138円台という上値を抑えられるチャートポイントに差し掛かったところで下落を始めた。 ここ数週間上昇トレンドに乗っていて、IMMシカゴ先物為替市場の取り組みで買い持ちを増やしていた対ドル通貨が多く、クロス円の中で先週ポンド円の大幅下落がポジションの反動の動きも要因の一つと思われていたことから、市場参加者はユーロやオセアニア通貨など対ドルで買いポジションの多いクロス円ペアーにも上昇継続へ疑心暗鬼の心理が働き、昨日はユーロドルへのドル買いも入ったことで、ユーロ円の売りをやりやすかった相場付きとなった。 
今日に入っては、オーストラリアの消費者物価指数は予想通りとなったものの、これもポンド円、ユーロ円急落の流れから、テクニカルでの下げを呼んだ。 短期的にも買われすぎの指標がチャート分析でなされていて、買い持ちの多い通貨であったためにターゲットにされたと思われ、ファンダメンタルをバックに行き過ぎ是正の動きが台頭している。 ドル円はそれらのクロス円の売りに押されて下落していて、下げ始めと見た輸出勢のやれやれ売りが出ているように思える。 下値の目処度しては、ユーロ円が直近高安の半値戻しである133.74、また現在のレベルに近いが134.85も短期の下値サポートラインではある。 ドル円は90.60にサポートラインがありそうだ。
今日は、オセアニア通貨への売り、ユーロ円、ポンド円の売りが欧州時間でも続くかが見ものであり、昨日クロス円下落のきっかけとなったのが米国指標であるために、今夜の米国耐久財受注も見逃せない統計である。

2009.10.28日 1:53更新

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