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FX予言集 フィリップFXブログ

ドル安は続く

各国政府のドル安懸念発言 ・・・ というか自国通貨高への懸念なのだが、それくらいの市場への軽いジャブのようなメッセージだからドル安がなかなか収まらない。 ドル円の若干の戻りは、ダウ平均の上昇に支えられているクロス円の買いからの影響であって、ドル円が買われているというのは間違いである。 株価が利食いで調整すれば、ドル円もこのままではまた落ちてしまう。 大きく影響を与えそうな新政権の財務相も介入には否定的であり、予算が90兆円を超えてしまうと介入資金は一体どこから捻出するのかも懸念が残ってしまう。 投機資金はその辺は見逃さないはずだが、今までと違ってマネー縮小後はなかなか大きく傾いたポジションは持てないでいるはずで、各国政府が大きく出ればその資金も引っ込んでしまうだろうから政府としては強いメッセージが市場には効きやすい。 しかし、ポリシーが先になっている現状では仕掛けがないとコメントもはっきりとはしてこないのではないか。 とは言っても、内需拡大策をとるにも財政赤字は減らせないでは円高がゆっくり長く進行していく可能性が残ってしまう。 これを是正するには、米国景気の持ち直しが他の先進国より早く金利上昇を促すことによるドルの戻しに期待するか、商品相場の過熱感からの大幅下落を期待するしかないのか、それともドル安続行を世界中が容認するかである。 そのどれもが可能性としては小さいと思われるので、市場がドル安へと遠慮がちにも傾いているのである。
ドル安が行き過ぎると米国以外の経済は輸出企業の収益悪化とインフレ懸念で問題化していき、それがエスカレートすれば市場対政府の協調介入の芽も生まれてくるだろう。 今年末辺りから、為替相場の変動率が上がっていくような気がしているだが如何だろうか。 

2009.10.20日 6:51更新

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