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FX予言集 フィリップFXブログ

各国の思惑

トリシェ欧州中銀総裁は、G7でのユーロ高について討議する用意があると述べて、ユーロは急落した。 また米国各州の連銀総裁が、消費が伸びてくるのではというコメントが米国金利を押し上げており、若干ドル高傾向となっている。 米国失業率前にドル売りポジションを増やしている向きからドル買い戻しとなり、短期ポジション的には中立となっているのではないか。 米国ガイトナー財務長官は、強いドルは米国にとって重要と盛んに繰り返していて、欧州はユーロ高是正、英国もポンド高是正をコメントしていることで、これ以上のドル安には歯止めをかけたい意図が伺える。 ドル円80円台の円高というレベル面でのインパクトもそれを後押ししているのかも知れないが、2000年以降のレベルを考えるとクロス円を含め全体的には平均レベルくらいのところに位置している。 それだけドル安が進んでいるといえるから、各国の思惑がドルへと向かうのは致し方ない。 米国は今までの消費大国から景気が完全に持ち直すまで、他国に肩代わり、つまり内需拡大を呼びかけておりそれがこのところのドル安の一因となっている。 ドル安要因は非常に根が深いものがあるがある程度織り込んでいると考えられ、ここからは遅行指数でも重要な経済指標の一つである今夜の米国失業率の結果もそうだが、各国の思惑がどこまで本気なのかでドルの水準が決まってくるに違いない。 日本も過度の円高が嫌なのなら、その旨を強調すれば今が良いタイミングであるから、G7で通貨への議論がなされれば声高に発言していく方が、一国の政治家(エンターテーナー代表?)としては良い仕事となるに違いない。

2009.10.2日 11:18更新

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