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FX予言集 フィリップFXブログ

ドル売り短命か?

民主党政権奪取からの円高演出から流れをドル安に向かわせたのは、夏休み明けで様子を見ていたヘッジファンドなどの投機筋であろう。 世界的に株価が今年の高値からは、なかなか上値を追っていけず次の背景となる指標を待っている中で、クロス円も調整でもみ合っている。 ドルは米国金利の低下から、次はテーマとしてその期間を模索しているが、出口戦略は尚早だという意見が米国政府やFRBサイドから多く出ており、財政赤字を含めて再度ドル安を演出する背景として取り上げられたのであろう。 先週末のシカゴ通貨先物市場での取り組みは、ドルの売り越しが大幅に増加し、対ユーロが約33%増、対ポンドで約25%増、対円でも約7%の増加となっており、ドル安が鮮明となっている。 しかしこれはまず短期筋のドル売りがほとんどだと思っており、もっと大きな資金がその流れに乗って動く可能性があるとすると、ドル円で88円台、ユーロドルで1.5の大台乗せ後とみている。 テクニカル上でのドル売りが幅を利かせる水準であり、その上に米国の自動車販売がハイブリッド車への救済期間が終わり、9月の指標にどう響いてくるのか。 更にそれがISM製造業指数への影響と、未だ半数以下で推移していて弱い消費マインドが影響しているISM非製造業指数の更なる低迷からのデフレーション懸念もまだ台頭する可能性もあり、予断を許さない状況である。 投信売りの出やすい9-10月ということも時期的には株式相場上昇の足を引っ張る懸念となり、ドル安要素としてみなされてもおかしくはない。 ただ米国の指標が悪く景気先行き不安要素が増えてくると、米国金利低下がタイミングをずらして欧州や英国へも波及する可能性が大きく、その時はまたドル買い戻しとなることも考えられるので気をつけて。

2009.9.15日 5:25更新

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