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FX予言集 フィリップFXブログ

プログラム買い

欧州や英国の製造業指数の好転でドル安へ傾斜したが、ドル円は上昇となり、円安も兼ねての推移が続いている。 昨日は、過熱感のあるところからシドニー時間で更に上昇したがさすがに買いつかれと調整で日本市場では売りに反落していた。 しかし、欧州時間に入り製造業指数の好結果を受けて再度上昇に入り、典型的な上昇トレンドを描いている。 これにはヘッジファンドの影響が大きく、トレンドフォローでの売買方針に沿っての注文がほとんどであるから上がって押し目は買いとなる。 特に株式相場や商品へ資金が回っており、好循環となっているようだ。 それに連れてクロス円にもある程度の買いが入りやすく、現物買い需要と相まっての上昇を後押ししている。 ただ下落に転じると追随する動きもあるために下げも早くなりやすいようだ。 現物の方はそうは短期ではないために、下げればある程度の買いが入るであろうから、売買量にもよるが押し目では相殺されやすくもみあいで終始することが多い。 昨年のリーマンショック後は、10月頃から世界的に経済指標が悪化していて今年の2月までは今のところ最悪期と見られており、前年比となるとこの辺との比較となるために大幅な悪化を示す指標が出づらい。 
米国のサブプライム問題から住宅価格の急落がきっかけとなった世界的な景気悪化は、日本のバブルと比較されまた意識されることが多い。 回復を目指し長年掛けてもデフレとなり20年も株式相場の下落トレンドを作ったという前科?を意識しすぎた米国FRBや政府は政権と大統領交代の時期も相まって、これ以上の景気悪化からデフレになるのを何としても止めるべく大量の札束を刷ることとなってしまった。 リーマンショックから信用で膨らんだお金の収縮や住宅ローンを肩代わりしただけではなく、世界的に懸念を共有してしまったために将来への大インフレの基礎はもう出来上がっているのではないか。 株式相場の上昇で投資家マインドが回復傾向にあり、企業業績が後から着いてきて、自動車購入が回復すれば製造業が好転し消費にも火がつく可能性がある。 クロス円同様、なかなか下がらないリスクテークマネーが動き出した事で説明がつくような気がする。 米国はインフレになっても原油取引の制限を掛けて価格を抑えようとしているのは理解できるが、食料価格はそれ以上に重要となるのに放っておくのか、それとも相場が救ってくれるのか懸念は残る。

2009.8.4日 11:21更新

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