FX予言集 フィリップFXブログ
ユーロ高、ドル安
米国失業率発表後にユーロドルが１．３５の節目を大きく抜けて上昇した。 テクニカルでの過熱感とは裏腹に、レンジが切り上がったようにも見えるのは以外な展開だった。 突っ込み易いユーロとは思っていたが、今回はIMFの東欧諸国への資金融資枠拡大が効いているようだ。 ターゲットをあっさりと抜けてきたので、とりあえず次の目標は１．３７３０辺りの3月高値付近であるが、達成後は利食い売りに押されやすい。 今回はポンドドルも追随しており、１．５２越えから可能性としては今週中に１．５６まではあり得る。 米国失業率の結果が予想を上回った事やダウ平均の続伸などでクロス円に買いが入りやすくなっており、欧州通貨を上昇させる一因となっているようだ。 今日もユーロが単独で執拗に買われており、他の通貨は対ユーロでは下げていて欧州市場にかけての何か思惑のようなものを感じる。 今週は英国、米国と欧州で鉱工業生産があり、企業の在庫減らしがどの程度進んでいるかの目安になるので注目している。
2009.5.11日 12:16更新
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