FX予言集 フィリップFXブログ
円安？
株価がクロス円を下押ししている現状も、日本独自の悪材料であるGDPや政治不安などが背景にあるとその関係も離れてしまう。 今日のGDPの大幅マイナスで予想はされていたものの、あまり織り込んではいない上にマスコミでの強烈な景気悪化懸念報道が投資家のマインドを低下させる。 よってドル円は、上昇傾向を強めてくるだろう。 ９２．００に市場のストップ観測と抵抗線が重なっている事で、米国が休場している間に突破するのを狙っているようだ。 もうすでに後１０ポイントに迫ってきているが、ここを抜けてからの上昇がどれくらいあるのかは難しいところ。 輸出勢はなんとか９５円から上で売りたいところだと思うから、アナリスト達から９４円説が多く出ているので、早めに売りが出るのを見越すと９３円台半ば辺りまで行ってからの揉み合いとなるのではないか。 絡みでユーロ円の１２０円台手前までの売りも相当あるようだから、この売りもこなしていかないといけない。 中川財務相問題などもあり政府への不信感が増大し、ユーロ円が１２０円突破するとドル円は９５－６円があるかもしれない。
米国ビッグスリーの再建計画提出期限が明日１７日に迫ってきている事もあるが、ドル高ではなく円安傾向でのドル円上昇となりそうだが、米国株式にも注目が必要となりそう。
今週は、明日欧州のZEW景況感調査、水曜にBOE議事録と米国で住宅着工件数や鉱工業生産指数などが注目されている。
2009.2.16日 6:21更新
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