FX予言集 フィリップFXブログ
高金利通貨は叩かれる
国際著名投資家のジョージソロス氏は、欧州は不良債権に於いて国際的な合意が無い限り、ユーロが危機を乗り越えるのは困難であると言及している。 更にポンドが1.4台を割り込むのにリスクを感じているとも言っており、間接的にユーロポンドの下落を予想しているようだ。 ユーロドルは1.3320付近に21日平均移動線が通っており徐々に下がっている状態で、高値をそこできっちり止められたので反転し始めると売りがかさんでいった。
それにユーロ円も、120円の手前から輸出の売りが出始めて下落を加速させている。 経済危機が大きくなればなるほど、統合通貨のユーロは対策の遅れから売られやすくなる。 これでは、潜在しているドル安の展開になるのはまた先延ばしされるだろう。 ユーロ円が116円を割り込んだ事から、目先114.00割れをターゲットにしていくのだろう。
去年まで高金利通貨だったオーストラリアとニュージーランドは、経済悪化で指標が軒並み予想を下回っており、経済政策で財政赤字を増やす前に利下げを行うのが通常であるので、財務省からもその話が出ているのは理に叶っている。 欧州やオセアニアは、これから一段の利下げを余儀なくされると思われ、ファンド筋の売りを浴びる可能性もある。 その他の国と比べても下落余地がまだあるのではないだろうか。 その辺を最近の市場は織り込みにいっていると感じている。
2009.1.30日 12:01更新
固定ページ
アーカイブ
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月
- 2008年8月
- 2008年7月
- 2008年6月
- 2008年5月
- 2008年4月
- 2008年3月
- 2008年2月
- 2008年1月
- 2007年12月
- 2007年11月
- 2007年10月
- 2007年9月
- 2007年8月
- 2007年7月
- 2007年6月
- 2007年5月
- 2007年4月
- 2007年3月