FX予言集 フィリップFXブログ
深追いは禁物!
昨日のニューヨーク市場では、クロス円の大幅下落を米国ダウが止めた形となった。 ポンド円は119円台まで突っ込み売りと投げが出ていたが、ダウ平均が持ち直すのに伴って利食いが入り非常に薄い相場の中で6円も戻すような乱高下を演じた。 一昨日の大幅下落から一日で戻るという事は、仕掛け売りが出た反動のようで、IBMの好決算とバンクオブアメリカの経営者が自社株を増加させたという2つのニュースのみでの上昇だった。 ダウのサポートが7800ドルにあった事を考えると、昨日の上昇は予想できた。 戻ってはいるが、クロス円の下落はなかなか止まらなくスピードが速い気がしていても底はなかなか見えないのが現状だ。 ただ、ユーロ円が112円まで落ちて一気に116円に戻してはいて117.50までの戻りが今日中にあれば、120円辺りまでの戻しはあるだろう。 ドル円は、86円を割れずにこの辺での推移を1、2週間ほどしていけば、上昇する可能性がないとは言えない。 95円より上になれば100円もあり得るだろうが、それにはダウ9000ドル以上が必要である。 逆に85円をあっさりと割れてくれば、79円の最安値が視野に入ってくるため本邦当局との駆け引きがあるにせよ、下落スピードが速くなると思われる。 ファンダメンタルに戻ると、円高の影響が大きいソニーなどが、大幅な赤字を出し大リストラをし、他の企業も追随するとなると円高が一方向に進むとも思えない。 ドル円が単独で下落しているのではなく、今はクロス円に煽られているだけであるから、ここから踏ん張れるかどうかが鍵となってくる。 クロス円が安値を更新し続けてはいるが、下げ幅がどんどん拡大しているのを見るとあまり深追いは避けたほうが良さそうだ。 ユーロ円がなかなか116円より上に行かないのが気にはなるが、短期的には戻しのタイミングが近づいているのではないだろうか。
2009.1.22日 6:29更新
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