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FX予言集 フィリップFXブログ

キャリー解消

米国の決算期の今、ドル売りと円キャリー解消が進んでいるのは間違いありません。 クロス円中心に売られて、ポンド円は高値から約半年で42円の下落し、その他のクロス円も平均2割ほど下がっています。 ぶら下がりの買いを落としているのでしょうか、まだまだ下げ止まりの雰囲気は見えません。 ユーロ円だけが、ECBの金利先高感とドル安でサポートされていますが、上がってくる時はポンド円が208円の時は138円ほどでした。ユーロポンドは0.67台で高いなと思っていたほどです。 ここまで英国と欧州通貨に差が出るとは予想も出来ませんでした。 その時からの10年債の比較で見るとドイツが3%で英国が4%なのに対し、現在のそれは、前者が4.1%で後者が4.5%と1から0.4%に縮小しています。今はユーロ円157円、ポンド円が208円台ですから約20円も差が縮小してしまいました。 金利の先行き見通しやユーロがドルに次ぐ第2の通貨として資金が移動しているのが原因と見られますが、これからはこの2通貨の差はまた離れていくのではないかと思います。 ユーロ円のキャリー玉はポンド円や他のクロス円よりは多いはずで、キャリーの解消の最後に狙われるのが、ユーロ円でしょう。 短期で155円割れで、先行き140円台までの下げが見られるかもしれません。 遠いですが、頭には入れておきましょう。米国の景気後退が見えてくれば、欧州も景気スタンスを転換するしかないのですから。
 17日にメリルリンチの決算が待っており、しばらくはドル売り、クロス円売りは止まりそうもないでしょう。 その後も小売企業の決算や、アジア株の下落となれば総崩れも可能性としては残っています。 FRBが0.5%、日本が利下げモードにならないとこの流れは止められません。 米国の景気下降トレンドが見えてきた今、原油の下落も見られるようになるかもしれません。 相場は動き始めたらちょっとやそっとでは止められませんから、予防策でインフレより景気減速を止めるのが先決でしょう。 利下げののりしろは全世界で持っているのですから、そろそろ少しは使ってもいいでしょう。

2008.1.16日 6:01更新

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