FX予言集 フィリップFXブログ
動きが鈍い
サブプライム関連の危惧はあるものの、欧州や米国などはクリスマスのお祭りシーズンで、大きなファンド勢がクロス円売買を一旦手仕舞い、休憩中のようだ。先週辺りから、クロス円は株価との連動性が薄れている。どちらかというと、金利や国の景気などのファンダメンタル面からの相場となっている。基本的には、薄い相場で指標や金利動向で上げ下げと繰り返している。 今夜の米国の失業率指標では多少は激しい動きが見られ、来週のFOMCを予想しながらの取引となるだろう。
昨日の英国の利下げはある程度予想されていて、7割ほどは決定前に織り込んでいたようで、決定後に70ポイントほどポンドドルが売られたが、景気への安心感や中央銀行の姿勢から少し買戻しが入っている。先日のノーザンロックの国有化の話は何処へいったのだろうか? ユーロ圏は、原油が下がってきたのにも係わらず、インフレに対して懸念を強く抱いていたのが声明や金利動向からわかった。 ユーロドルが反発するのは、当然だ。米国や英国が短期での利下げに対して、ユーロ圏は様々な国が係わっているのもあり、動きが遅い。 そのうちに、サブプライムの損失や悪影響が再度出てきて、結局は金利緩和の方向に向かうと思っている。米国のブッシュ大統領が住宅金利を5年間凍結する声明などもあって、ダウは住宅関連中心に買われて大幅な戻しがあり、クリスマス前までは一息つけそうだ。 ポンドドルは下方向だが、ユーロドルはこの辺でのもみ合いとなりそうで、まだトレンド転換には理由が乏しい。今夜と来週以降の動きが鍵となりそうだ。
2007.12.7日 2:16更新
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