FX予言集 フィリップFXブログ
連動性が薄れてきた
米国株式のダウ相場と円相場の連動性が薄れてきました。先週の金曜日は、米株が上げて為替は円買い方向へ、昨日は前半は連動し、株上昇につられて円売りでしたが、午後に入り利食いと上の重さもあってあまり動かず、一方株は上昇幅を広げていました。 今朝は、東京の中値以降に円買いが入り、ドル円はまた115円台、ユーロ円157円台、ポンド円にいたっては200ポイントほど落ちてしまいました。
日経平均の軟調さもあるのでしょうが、円キャリーと日経平均は連動するほど相関性はありません。
日本の円キャリーのお金が、米株を押し上げているのですからね。 日本の外貨準備高は、中国に抜かれてはいるものの、前回までの介入額が積み重なって高水準の9200億ドルです。 これを日本株式市場に1%でも入れば、株価も上がるのでしょうが、これでは年金を株で運用するなんて一般市民は出来ないですよね。 毎年、2%でもいいから堅調推移を5年間でも続けてすれば、個人もOK!というようになるかもしれませんね。 中国に抜かれる前に外貨準備金の運用は考えていただきたいものです。 100兆円あるのですから、米債のみでの運用は逆にリスクもありますね。 特に為替差損が出ないとも限らないし、毎年値洗いするとなると、レートによって評価損も出る年もあるのですから。 他のアジア諸国の運用も今では積極的ですから、多少はリスクもとったほうがいいのでは、ないでしょうか。 デフレが続くとなかなか踏み出せない問題ですが、大体物価は毎年多少なりとも上がっていくのが普通です。ましてや中国やインド、ロシアなどが多大な人口と資源を持って、その国の生産、消費、輸出が伸びると物価も日本に近づいてしまうのですから、世界の物価は上がるのが普通です。 デフレ克服より、インフレターゲットで物価を少し引き上げるよう動くほうが国民の利益になると思いますね。 でないと、折角輸出さんが稼いでいるのに、国内にお金が回ってきませんよ。
昨日のドル円は115.20、ポンド円も232.70辺りで止められました、となると上にいくしかなかったのでしょう。 このポイントを抜けない限り、今週はレンジの可能性が大なので逆張りでいいのでしょう。
2007.9.5日 6:02更新
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