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FX予言集 フィリップFXブログ

半端な覚悟では、夢が杞憂に。

 これからはECBが南欧、アイルランドなどの国々での財政問題や景気悪化に伴い足並みが揃わない経済状況を踏まえて金融緩和へ乗り出すのかの動きを見極める事となってくるに違いない。 欧州諸国内では域内通貨がユーロとなっているために輸出企業が堅実なドイツの経済活動だけが好調であるので、それを踏まえての判断を求められることが考えられる。 市場も国債価格などの懸念が何度も出てくるようであればユーロを売りに走らせ、金融緩和催促相場の登場もあるかもしれない。 年末、年始にかけては欧州問題が注目を浴び続けることとなるのは必至であろう。 ECBの国債買い入れ観測でユーロが上昇している。 但しまだ噂に過ぎず、昨日のトリシェ総裁の発言では、現在の債券買い入れは一時的な政策であり新たな買い入れ計画への言及はなかった。 現実にはドイツのみの牽引役である欧州では、フランスも足元がもたついておりその他の国々が懸念を増大していることで金融緩和への方向性が年初あたりにかけて出てくるかもしれない。 結局先進国は資源国以外は同じ道のりを歩んでいるように思え、米英が素早く動いているのに対し欧州の足並みが揃いづらい環境から対応が後手に回っている。 同様の方向となれば、積極的な財政出動と金利低下の動きは避けられないだろう、もしかすると先進国の枠組みの中では一番リスクが大きいのかもしれない。 市場はその辺の足元を掬いに大きく仕掛けてくるから、相場が戻ってきたとしても安心とは言えない状況はしばらく続くだろう。 新興国がなんとか世界経済を支えている間に、欧米経済が回復しないとそれらの富が全て日本へ輸出されてデフレってなんだたっけ??ということになったりして、でもそれは1000年後の夢のよう。

2010.12.3日 9:04更新

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