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FX予言集 フィリップFXブログ

豪円の上値追い

 昨日は、人民元切り上げの話に加えてポルトガルの格下げへの指摘や英国ソブリン債への悪化懸念を格付け会社から指摘されたことから、欧州通貨が下落したことで円高、ドル高となりクロス円はユーロ円とポンド円中心に下落となった。 しかし、それらのファンダメンタルがリスク回避の円買いを促がしたが、米国市場ではドル円には本国への資金還流の実需売りが入っており89円半ばまで下落するもサポートラインの89.30付近は下抜けず、良いタイミングで買戻しが入っていた。 英国バークレイ銀行が米銀を買収するとの観測もあり、ダウ平均が堅調推移だったことも円相場の戻し要因となった模様。 ドル円はサポートラインを割れず、ユーロ円はユーロの下落によって121.60辺りにあったストップハンティングで一瞬下げて下値突っ込みの雰囲気はあったが、2時間ほどで反転上昇となった。 豪円は81円さえも割れず、米国市場に入ってからは強烈な戻しとなっており。 米国時間で米国エネルギー省が短期エネルギー見通しを発表し、原油価格は2011年にかけて上昇を続けるとの見方を示したことから、それまで下落していた商品相場が急上昇し、豪ドル買いの背景となっている。 明日はオーストラリアの雇用統計が予定されており、レジスタンスを若干上回った豪円が上値を追い83円台に乗せたところは一度売りが出ると予想している。 そこまで上昇すれば、82.50は逆にサポートレベルとなり、堅調さを保って明日の統計待ちとなってくるだろう。 ここしばらくは、商品相場の堅調さと高金利からの豪ドル上昇が目立ってきており、上昇スピードが増すと上値追いは危険と見ている。 ドル円が引っ張る形での豪円の上昇となるとまた違うパターンで上値も切りあがりそうだが、さすがに今週中に84円まであると一息つくのではないかと思っている。 中、長期で上がるのなら、83円台でエネルギーを溜めて、短期では一つのキーポイントだと認識している84円台は一気に抜けて欲しいもの。 もし84円で止められて下がっていくとチャートの形が調整の可能性も示唆するので、若干嫌な感じとなりそうだが。 米国市場を無視してそんな展開まで読んでしまうと鬼に笑われてしまうかも。

2010.3.10日 6:19更新

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