FX予言集 フィリップFXブログ
今夜は議会証言
昨日は、日本時間は小動きながら堅調な動きを見せていた欧州通貨に支えられて実需の買いもあったクロス円であったが、結局は下落となった。 まずキング英国中銀総裁の先行き景気に対する警戒感と量的緩和拡大の必要性まで発言があったことでポンドが売られ、次にドイツのIFO景況感指数の下振れで、それまで上昇中であったユーロが大きく売られて下落し、最後に米国消費者信頼感指数が最低の数値という結果で予想を大きく下回ったことでドルが売られた。 結局は、円以外の通貨が下落し全般に円高となっている。 全体の動きのきっかけとなったのはIFO後のユーロの動きである。 この結果を受けてそれまで買ってロングにしていたトレーダーが一気に売りに走り大幅な急落となったために、
米国での指標の悪化は大きい結果であったが、それまでに下値探りという雰囲気は出来上がっていたテクニカル要因も大きい。 複合要因で下落したクロス円の中で、欧州勢のユーロ円、ポンド円は今年の安値付近まで下落しているのにも関わらず、豪円は最近の上昇に対する利食いもあったにせよ76円台前半から高値である82.76の半値戻しである79円50銭手前で止まった事は、他のクロス円と比べると若干ながらも調整と捉えられやすく逆行すれば上昇率は他より大きいのではないだろうか。
前夜の指標で大きく動意した相場の雰囲気がまだ残っているうちに、ドイツGDPや個人消費統計が発表されることで注意が必要だ。 米国ではFRBバーナンキ議長が議会上院で証言を行うため出口戦略への意図を問われ、相場にも大きく影響されそうで注目される。
2010.2.24日 11:36更新
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