FX予言集 フィリップFXブログ
ボラが上がってきた!
マイナス80ドル安で始まったニューヨークダウは、寄り付き後に急落し約200ドル安で引けた。 引き金となったのは、世界銀行が2009年度の主要国の成長率が下方修正し、先行きの景気に不透明感があるというコメントだった。 更に原油相場が70ドル台を大幅に割り込んだ後からの下落の流れを受けて、買い方の売りが強まり下落幅を大きくしているのが、ユーロ売りを誘いユーロ円の133円割れからストップの売りを巻き込んでの落ちとなった。 今夜と明日FOMCがあるが、国債の買い入れプログラムの拡大に言及があるかという事と、出口戦略へトーンの変化を見てみたいところだ。 今年に入って今月中旬まで世界的な景気悪化から立ち直り、株価もリーマンショック以前まで戻してはいるが、ここへきて足踏みから2番底の懸念まで囃されていることからFRBは長期金利の上昇を懸念しており、今回の声明で金利の上昇へ警笛を鳴らしたいところである。 今日の為替相場は、FOMC前にポジション調整をしたユーロ円などが軽くなっているため、東京市場後に買いが入り安値から150ポイント近くの上昇を見ているのは、低金利政策維持へのニュアンスを含めたコメントを期待しているからだろう。 昨日から為替相場の変動率が上がってきており、これからしばらく動きのある相場を期待したいところだ。 FOMC後にしぼむ事無く動きが続いて欲しいものである。 レバレッジ規制への論議が高まるのをよそに野村證券が募集している世界株式に投資するファンド設定額が合計で1000億円を超える見通しとなり、為替相場にも影響があるのではという記事を読んだ。 こういうところを見ると個人投資家は投資に非常に興味が出ており、日本の超低金利では損だという認識が随分増えてきたように思える。 ここは個人の資産を増やすためにもレバレッジはある程度緩和してもらいたいところである、レバレッジ規制があってもしばらくは出来高の低迷を見るかもしれないが、以外と早く昨年以上の出来高までになると思っている。 当社のように自動カットが確実に行われるシステムであれば何の問題も出てこないはずであり、それよりも個人投資家の市民権を一度得てしまった後だけに規制内容の吟味がまだまだ必要と感じているのは私だけではないだろう。 例えば金融ライセンスの一本化、レバレッジ規制とマージンカットシステムの厳格化などをセットにして、最低限自由に様々な商品に投資できる環境で肝は抑えるといったような規制が望ましいと思っている。 人口減少が叫ばれる中で、魅力ある金融システムまた環境を作り外資、または他国の人を呼び込む方向へ動いて欲しいものである。 もしそうでなければ、資本経済から違う社会システム構築の必要性があるのではないか。
2009.6.23日 6:43更新
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