FX予言集 フィリップFXブログ
クロス円先行
昨日は米国での中古住宅販売保留指数の改善で、クロス円中心に上昇した為替に連れて株価が後で追いかけるような逆の動きとなった。 市場に経済の悪化がだいぶ織り込まれているために、指標が少しでも良いと上がってしまう。 また、米国内の自動車販売でビッグスリーのそれが前年比50%以上減少しても株価には影響がなく、日本メーカーが30%ほど悪くても今日の日本市場では下落していない。 市場がこつんと底を打ったという感じが出るのは、ビッグスリーの1つを潰すことかもしれないのか。 金融機関となると、信用不安が増すだけで後始末が大変となるが、これは自社努力が足りなかった要因も大きい理由を付けられやすいのではないだろうか。
金利が高い先進諸国の通貨が売られる展開はまだ続いていて、本日のオーストラリアでの小売売り上げが予想外に強かったものの住宅建築許可件数が悪いとなって、先行きの利下げ憶測につながり為替での下落の背景にされるのだから、1%利下げしたとは言え米英から対策などでの遅れが目立つオセアニアでは3%以上の金利を市場が許さないという証明ではないか。 市場が試練を与えようとしているのは英国の次に欧州とオセアニアであり、全世界がゼロ金利に近づくまで実際景気の上昇はおぼつかないようだ。 ただ現在は、世界恐慌時とは違ってインターネットというリアルタイムでの情報収集が早く、一般の人々が専門家に近い情報を得る事が出来る時代で、市場の織り込みも随分早いはずであるからストップハンティング後の戻りのタイミングも早くなるのは頭に入れておこう。
2009.2.4日 7:12更新
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