FX予言集 フィリップFXブログ
ユーロ高は自分達で解決しましょう。
ユーロドルが昨日から利食いで、上が重い状態となっている。 ベルギー財務相がユーロは、ドルよりも中国の人民元に影響を受けやすく、そちらを緩和させるべきだというコメントを出している。直接ユーロ円が高すぎると言えばいいのに、暗にはそういう意味ともとれる。 それなのに、ユーロ高は悪くないとも言っており、ユーロドルは問題ないとしている。 確かに中国元が高くならないので、原材料費が高騰しやすく世界経済には悪影響だ。 ここを抑えるのが得策というわけだ。 しかし、そんな事言っても中国は国民を守るために人民元高は嫌なわけで、なかなか聞いてはくれないだろうし、国策がぶつかりあっても、自分を先に守るであろう。 ユーロ圏だって、幾つもの違う経済状況の国が集まっているのだから、金利が同じだとは各国の経済運営が正常に保てるのか疑問である。 時代逆行の固定相場の実験をしようとしているのかと疑ってしまうのもおかしくはない話であろう。 それより、違う国をまとめた責任は自分達にある限り、自分でなんとかするべきではないか。 ユーロ高が嫌で、金利を据え置くかまたはサブプライムで異常な資金供給をやめるか、撒いた種は自分で拾っていかないと、インフレが止まらずユーロ政策は間違いだったとも言われかねないであろう。 あまり、他国のせいにしていてはドルへ資金が再還流する可能性もないとは言えない、ブッシュ政権のうちはそうでも、民主党が政権をとればオイルマネーもドルを調達するかも知れない。 ユーロ圏の経済運営も非常に難しい転換期に来ている。 ユーロ圏はともかく世界中が懸念している原油や商品価格下げたければ、ドル買いに走らせるようにもっていくのが早道かもしれない。 日銀が円買い介入をしなければ、日本も円安ドル高で150円くらいになれば復活するであろうし。短期ではないが、長期で見るとそんな雰囲気になってもおかしくはない。
2007.10.3日 6:25更新
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