FX予言集 フィリップFXブログ
利食い旺盛
金曜日にブッシュ大統領が、サブプライムローンの債務不履行者に対しての対策を発表した。
おおまかな言動しかなかったが、恐らく９－１１月に上昇予定の変動金利の変更を見直す
事になるのだろう。 金利変更だけでは、支払額はさほど変わらないのでもっと抜本的な対策を
するのに、国の信用保証を拡大するようだ。 この対策に対して、株式市場は中立で売り買い交錯となったが、結局プラス１１９ドル高で引けた。
株に比例していた円は、３連休前もあって、この日はどちらかというと利食いが旺盛で、ドル円を始め
ポンド円、ユーロ円も節目を引けでは抜けなかった。 株は多少安心感が出ているが、円はまだ恐怖感の方が強い感じがある。 今週は、木曜日にＥＣＢ理事会、金曜日に米国雇用統計があり、上も下も
行きづらい展開が予想される。 ドル円は１１４，８０－１１７，００、ユーロ円は１５６．８０－１５９．５０、ポンド円は２３２．５０－２３６．００の予想。 ざら場で節目を抜けても、今度はドル円の１１７円を引けでキープできないと上はないと考える。 もし抜ければ、１１９円台もありえるだろう。 高値を切り下げていく展開なら、一段安もあり得るので見極めが肝心となる。
2007.9.3日 7:24更新
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