「FXの取引に興味はあるけれど、ずっとチャートに張り付く時間は取れない」「いざとなると感情に流されて失敗しそう」。そんな悩みを抱えている方は決して少なくありません。初心者特有のもの、ということはなく、ある程度経験のあるFXトレーダーも同様です。
日中は仕事で時間の取れない方でも、自動売買プログラムが自身の分身のように取引をしてくれ、また停止するまで一定のプログラムに沿って取引するので、取引画面の前にずっと座っている必要もなく、感情に左右されてしまってタイミングをのがしてしまうこともありません。こう書くと万能のようにも思える自動売買ですが、メリットだけでなく注意すべき点も存在します。
本記事では、FX自動売買とは?というそもそもの部分から、当社で扱っているMT5での具体的な始め方もあわせて紹介します。
FXの自動売買を知るにあたって、まず押さえておきたいのが基本的な仕組みです。通常の取引手法と何がどう違うのか、ここを正しく理解することが成功への第一歩となります。
自動売買(システムトレード)とは、あらかじめ設定されたプログラムやルールに従い、システムが自動的に取引を行ってくれる手法を指し、当社のFXとCFDの取引システム「MT5」では、EA(Expert Adivisor)と呼ばれます。
これに対し、投資家自身がその都度チャートを分析したり、値段を見ながら売りや買いの見当をつけたり、指標発表の結果や要人発言などをもとに今後の値動きを予想したりして売買のタイミングを判断して注文を出す手法が「裁量取引」です。裁量取引の場合、常に相場を監視する時間と高度な判断力が求められるだけでなく、どうしても取引の場数や履歴といった経験がある程度は必要となってきます。しかし自動売買であれば、システムが24時間体制で監視と取引を代行してくれるため、時間的な制約を大きく軽減できる点が、両者の最も明確な違いと言えるでしょう。
自動売買は非常に便利なツールですが、決して万能というわけではありません。実際に利用する前に、メリットだけでなく注意すべき点も客観的に把握しておくことが大切です。
FX取引で自動売買をするメリット、大きく3つをご紹介します。
FXのマーケットは一つの市場で取引が行われているわけではないため、平日24時間絶え間なく動いています。とはいえ、人間がずっとチャートを見続けるのは現実的に不可能です。その点、自動売買なら仕事中や就寝中であっても、システムがルールに従って黙々と稼働し続けます。結果として、収益のチャンスを逃しにくくなるのです。
投資において最も難しいのが、感情のコントロールだと言われます。含み損を抱えた際の焦りや、利益を深追いしてしまう強欲さなど、人間の心理はしばしば合理的な判断を狂わせます。しかし自動売買は機械的に注文を繰り返すため、こうした感情に邪魔されることなく、常に冷静な取引が可能です。
通常の裁量取引では、経済指標の読み解きや複雑なテクニカル分析など、相応の知識が求められます。しかし、あらかじめ優秀なロジックが組み込まれた自動売買ツール(MT5でのEA)を選べば、プロに近い戦略でスムーズに取引を始めることが可能になります。
FX取引での自動売買にはメリットだけでなく注意するべき点もあります。こちらも、大きく3つをご紹介します。
経済指標のサプライズ発表や要人発言など、突発的なニュースによって相場が急変することは珍しくありません。このような場面において、システムはあらかじめ決められたルール以外の対応ができないという弱点があります。そのため、「想定外の強いトレンドが発生した際には一時的にシステムを停止させる」あるいは「経済指標発表前には想定外の事態を避けるためシステムを事前に休止させる」といった人の手による管理がどうしても必要になります。
当社の提供しているMT5で利用可能な自動売買プログラム(EA)は様々なものが存在し、無料で入手したり購入したり、自身で開発したりと導入までのパターンも複数存在します。自身で開発できるのなら設定変更も同様にできるとされますが、他者から入手するEAの場合、設定項目が非常に複雑なものも存在します。もし自身の投資スタイルや知識レベルに合わないEAを選んでしまうと、仕組みをよく理解できないまま思わぬ損失を抱えてしまうリスクに繋がりますので注意が必要です。
MT5での自動売買(EA)を稼働させる場合、取引システムを起動させておく必要があります。MT5でEAを稼働させていたけど外出するからパソコンの電源を切ってしまっていたので想定通りに注文が出なかった、というケースが良く見られます。UPS(無停電電源)の利用やVPSといったレンタルサーバーを利用することで回避はできますが、無料ではなく一定の費用がかかるため注意が必要です。
フィリップ証券のMT5での自動売買: 世界標準の取引ツールMT5では、「EA(エキスパート・アドバイザー)」としてさまざまなロジック(売買戦略)の自動売買を行うことができます。例えば、トレンド相場ではプログラム型、停滞相場ではリピート型といったように、複数のEAを使い分けてリスク分散を図るのが、上級トレーダーへの近道となります。まずは、ご自身の投資スタイルに合ったロジックから少額で試してみましょう。
世界標準の取引プラットフォームであるMT5(メタトレーダー5)では、裁量取引も自動売買(EA取引)も可能、また両者を組み合わせてエントリー時はEAで発注し決済取引では裁量で自身の感覚で発注するという手法も可能です。フィリップ証券では、この高性能な環境をFXとCFDの取引でお客様に提供しています。
MT5は、国内でパッケージ化されている簡易的な自動売買ツールとは一線を画す、圧倒的な自由度と信頼性を誇ります。
フィリップ証券のMT5でFXとCFDの自動売買を始める手順は非常にシンプルです。以下の3ステップでスタートできます。
フィリップ証券公式サイトから申し込みます。スマホ一つで本人確認まで完結します。FXとCFDの同時申込の場合には審査に時間がかかる場合がありますが、FXのみの場合には最短で当日口座開設が完了となります。その後、クイック入金を利用いただければ口座申込をしたその日に取引開始ということも可能です。
お使いのパソコンにMT5をダウンロードし、ログインします。スマートフォンやタブレット版MT5ではEAの稼働ができませんのでご注意ください。
自身の戦略に合った自動売買プログラム(EA)を導入し、稼働ボタンをオンにします。まずは少額、あるいはデモ口座等で動作を確認しながら始めるのが安心です。
FX自動売買は、感情に左右されることなく24時間体制で取引機会を狙える強力な手法です。しかし、相場急変への対応や、EA稼働に対する注意点は、正しく理解しておかなければなりません。
当社の提供するMT5では初心者の方は開発済みあるいは設定済みのものを入手して導入しスタートすることもでき、知見のある方は自身で設定や開発して自由度の高い自動売買をスタートできます。ご自身のスタイルやレベルにあわせて、自動売買を適切に利用するようにしましょう。