FX予言集 フィリップFXブログ
戻し急で、展開に変化
サブプライムの懸念を不安の円安に振っていた向きが、米国住宅販売の大幅な落ち込みで手仕舞いが
加速した。 米国上院で中国に市場主導型の為替制度の導入を求める案が可決され、NYKダウ平均の急落も相まって、円キャリーの振り戻しで急激な円高に振れている。
昨日のロンドン相場で、NYKの株安を嫌った向きがスイスキャリーの巻き戻しを始めていた。 その前日に高値を更新したにもかかわらず、急落を見せ始めたユーロスイスとポンドスイスの動きにクロス円の下げの大きさを感じとれそうな、まずい雰囲気があった。 そして、それらが高値から前日の安値を切ったところで、キャリーの巻き戻しが本格的に始まるのを予感できた。 しかし、それまで高値をどんどん更新していた、欧州通貨対スイスの組み合わせが最高値更新の翌日に大幅に下がるのは奇妙だ。 高値はヘッジファンドの演出かと思わせるほどの勢いだった。
ポンド円の重要なサポートである、243.00を抜けてしまったことで、このまま200円ターゲットの大幅安になるか、もし高値奪回となると280-300円をターゲットとした大相場となる可能性も出てきた。 しかし、今日中に243円に戻して来週一杯243円を下抜けしないで上昇すれば、いわゆる「だまし」となり、大相場の可能性は消えて、一言では下落基調に転換とは言いづらくなる。
ユーロスイスやポンドスイスのチャートは横において常にチェックするように、すべての通貨が密接に関連している外国為替相場では、どこかの通貨ペアーに、その後の動きを掴むヒントを見つけることが多々ある。 この辺は少しづつ、自分でいろいろ検討しながら学んでいくのもいいであろう。
2007.7.27日 9:57更新
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