225耳より情報
225耳より情報(5万円キープできるかが焦点)
2025年12月22日 08:25
おはようございます。
19日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「日銀の金融政策決定会合で利上げが確実視される中、午前中は4万9200円台〜4万9400円台のレンジ内での推移に対し、結果発表後の午後の取引では、上下のどちらかに大きく動く展開を想定します。上に動いた場合、一目均衡表の日足の基準線である4万9800円近辺がめどとなりそう」と書きました。
実際には、午前中は寄り付き後に4万9257円の日中安値からの押し目買いで前引けにかけて4万9500円台まで上昇しました。日銀の利上げ発表後に円安に振れたことで、4万9766円まで上昇しましたが、植田日銀総裁の会見待ちスタンスから、大引けにかけて節目の4万9500円近辺まで下落しました。
夜間取引の日経平均先物(3月限)は、植田総裁の会見で為替の円安が進んだことを受けて欧州時間中に5万円超えまで上昇しました。米国時間に入ると、米国株の半導体・ハイテク銘柄への買い戻しに伴って5万0460円まで高値を伸ばしました。
22日の日経平均株価は、下値は5万円の節目近辺からの押し目買いの勢い、上値はボリンジャーバンド+1シグマ(19日終値時点)の5万0640円近辺まで値を伸ばせるかどうかが焦点となりそうです。
週明けの寄り付き前で日経平均先物が買い基調となる場合は上値を試す展開となりやすい一方、売り基調となる場合は一目均衡表の日足の転換線である4万9800円台の下値試しとなりやすいとみます。
また、年末特有の損益通算に伴う売り圧力が考えられることから、大引けにかけては弱くなりやすい展開を想定します。



