日経平均株価(日経225)を対象とした株価指数先物取引で、証拠金に対して数十倍の取引を行うことができます。株式投資(現物取引)では、1株1万円で1単元100株の株式を買う場合、100万円の資金が必要になりますが、日経225先物取引は証拠金と呼ばれる担保を差し入れて取引を行います。信用取引と似ていますが、信用取引が証拠金の3倍の金額の取引を行うのに対して、日経225先物取引は証拠金に対して数十倍の取引を行うことができる仕組みになっています。
取引の倍率を実際の数字を例に計算すると、2016年6月4日の証拠金は1枚あたり63万円、これに対する総取引金額は22,500,000円となっており、倍率1000倍の日経225先物取引では証拠金に対して約36倍の取引ができるようになります。ただし、このレバレッジ効果は利益だけではなく、損失にも大きく作用するため、相場の変動によって現金での証拠金を追加して差し入れる必要が生じたり、証拠金を上回る損失が発生する場合もあります。
取引単位 | 日経平均株価×1,000倍 |
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呼値単位 | 10円 |
取引手数料 | 220円(税込み) |
限月 | 全部で19限月ありますが、中心限月は当限 |
取引最終日 | 各限月の第2金曜日の前営業日に終了する取引日 |
取引単位は日経平均株価(日経225)の1,000倍 日経平均株価(日経225)を1,000倍した金額が最低取引単位(1枚)です。
呼値の単位(値段の刻み) 日経225先物取引の呼値単位は10円です。
日経225先物取引で取引できる限月(げんげつ)は全部で19限月あります。3月、6月、9月、12月が取引可能限月で3月限、9月限は直近3限月が、6月限、12月限は直近16限月が取引可能です。
買いポジション→転売 |
15,000円で買い、 15,200円で転売した場合、 (15,200円-15,000円)×1,000倍×1枚 結果、200,000円の利益となります。 15,000円で買い、 14,800円で転売した場合 (14,800円-15,000円)×1,000倍×1枚 結果、200,000円の損失となります。 |
売りポジション→買戻 |
15,000円で売り、 14,800円で買戻した場合、 (15,000円-14,800円)×1,000倍×1枚 結果、200,000円の利益となります。 15,000円で売り、 15,200円で買戻した場合 (15,000円-15,200円)×1,000倍×1枚 結果、200,000円の損失となります。 |