適用証拠金一覧

適用証拠金と証拠金の種類について

フィリップ証券ではお取引いただくにあたり、以下の証拠金制度を採用しております。

取引所証拠金所要額

取引所で定められた先物取引およびオプション取引の建玉に必要な証拠金を取引所証拠金所要額(一般には、証拠金所要額といいますが、後述の当社独自証拠金所要額を定めるため、取引所証拠金額として区別します)といい、下記の計算式で計算します。

取引所証拠金所要額 = SPAN証拠金額 - ネット・オプション価値の総額

SPAN証拠金

SPANとは、CMEが1988年に開発したリスクベースの証拠金計算システム(計算メソドロジー及びそのための計算システム)で、The Standard Portfolio Analysis of Riskの略です。SPANは、全世界主要各国の先物・オプション取引所で採用されているグローバルスタンダードのシステムであり、大阪取引所の先物取引およびオプションで採用されています。SPANは、各市場参加者が保有する先物・オプション等の金融商品のポートフォリオ全体におけるリスクを包括的に見積もります。先物取引のSPAN証拠金は、毎週取引所により見直しが行われます。また、オプション取引のSPAN証拠金は、一日一回取引所が見直しを行います.

ネット・オプション価値の総額

ネット・オプション価値の総額とは、ポートフォリオにおけるオプションの清算価値であり、デフォルト等によってポジションを清算する場合におけるオプションの清算コストやオプションの権利行使された場合に生じるリスクをカバーするために考慮するものであり、下記の計算式で算出します。

ネット・オプション価値の総額 =
 買オプション価値の総額 - 売オプション価値の総額

買オプションの価値 =
 ロングポジション数 × 清算価格 × 1,000

売オプションの価値 =
 ショートポジション数 × 清算価格 × 1,000

※ ロングポジション数:
 買建玉 - 売建玉 > 0 の場合は、ロングポジションといい、
計算結果がロングポジション数
※ ショートポジション数:
 買建玉 - 売建玉 <0 の場合は、ショートポジションといい、
計算結果の絶対値がショートポジション数

当社証拠金所要額

当社証拠金所要額は、取引所で定める取引所証拠金所要額とは別に、当社独自に定める証拠金所要額です。当社証拠金所要額は、発注審査等に利用します。発注審査に利用することから、保守的な証拠金所要額の計算となるように、下記の計算式で算出しています。

当社証拠金所要額 =
SPAN証拠金額 × 当社が定める証拠金掛目 + 先物両建て証拠金 - ネット・オプション価値の総額+当社が定めるオプションの保有枚数に応じた割増証拠金

当社が定める証拠金掛目

当社が定める証拠金掛目は、当社証拠金所要額算出に利用します。当社証拠金所要額は発注審査に利用することから、取引所証拠金所要額よりも保守的な計算とし、当社独自で設定した掛目をSPAN証拠金に乗じます。なお、当掛目は、100%以上にて相場の変動等を考慮して当社任意で設定するものとします。証拠金掛目変更時は、当社ホームページ等で証拠金掛目および変更日時を公表するものとします。

当社先物両建て証拠金

SPAN証拠金の計算は、全体のポートフォリオのリスク管理を行う前提のため、先物取引における両建て時においては、その売り、買いそれぞれのリスクを相殺します。発注審査においては、当社独自で先物両建て証拠金として、当社証拠金所領額所要額の算出の際に加えます。計算式は、下記のとおりです。

先物両建証拠金 =
(両建て建玉枚数 - ネットデルタの絶対値) × 0.5 × 商品1枚当たりのSPAN証拠金 × 当社が定める証拠金掛目

当社が定めるオプションの保有枚数に応じた割増証拠金

オプション取引において、特に売りオプション保有時の相場変動リスクに備えるため、当社独自に設定している金額です。以下により算出され加算されます。

売りオプション保有の枚数10枚超の場合、10枚超から1枚あたり10万円の追加預託

当社受入証拠金(=純資産)

当社がお客様から受け入れている証拠金の額です。お客様が当社に証拠金として差し入れ又は預託している金銭の額(=差入証拠金)から、現金授受予定額を加減することにより、算出した額です。その計算式は、以下のとおりとなります。

当社受入証拠金 = 差入証拠金 ± 現金授受予定額

差入証拠金(=現金)

お客様が当社に証拠金として差し入れ又は預託している金銭の額です。

当社現金授受予定額

先物取引における計算上の損益額および未決済の決済代金額並びに未決済のオプション取引代金(指数オプション取引における権利行使に伴う差金を含む)の合計額で算出いたします。

当社現金授受予定額 =
先物取引計算上損益額+先物取引未清算決済代金+オプション取引未清算取引代金

先物取引計算上損益額(=値洗い)

先物取引における相場の変動に基づく計算上の利益と損失を合計した金額、いわゆる評価損益額になります。

先物取引の未決済の決済代金及び未決済のオプション取引代金(=当営業日実現損益)

先物取引における反対売買、もしくは最終決済によって確定した決済損益額、および当日に約定したオプションの受払代金および権利行使に伴う受払代金になり、それぞれの手数料を加味した金額になります。

フィリップ証券のオンライン商品先物取引「すばトレ!」では、以下の証拠金制度を採用しております。

証拠金の事前預託

当社における証拠金の預託時期については、お取引開始前に預託していただく事前預託としています。そのため、新規建玉に必要な証拠金所要額は、当該注文の発注時までに預託されている必要があります。

証拠金所要額

株式会社日本商品清算機構(JCCH)において、SPANⓇをベースとした証拠金制度が採用されています。JCCHが定めた証拠金を「取引証拠金維持額」といい、取引参加者は、JCCHが定める「取引証拠金維持額」以上の額で「委託者証拠金」を定めます。当社では、当該「委託者証拠金」を「証拠金所要額」といい、下記の計算式で算出しています。なお、SPAN証拠金は商品相場の状況等により適時見直しが行われますので、「証拠金所要額」は常に一定の金額ではありません。

証拠金所要額 =
SPAN証拠金額 × 当社が定める証拠金掛目 + 先物両建て証拠金 + 受渡証拠金

当社が定める証拠金掛目

当社が定める証拠金掛目は、SPAN証拠金に乗じることで証拠金所要額の算出に利用します。なお、当該掛目は、100%以上にて相場の変動等を考慮のうえ当社任意で設定するものとします。証拠金掛目変更時は、当社ホームページ等で証拠金掛目および変更日時を公表するものとします。

当社先物両建て証拠金

SPAN証拠金の計算は、全体のポートフォリオのリスク管理を行う前提のため、先物取引における両建て時においては、その売り、買いそれぞれのリスクを相殺します。当社では、先物両建て証拠金として、証拠金所要額の算出に加算します。計算式は下記のとおりです。

先物両建証拠金 =
(両建て建玉枚数 – ネットデルタの絶対値) × 0.5 × 商品1枚当たりのSPAN証拠金 × 当社が定める証拠金掛目

当社受入証拠金(=純資産)

お客様が預託した証拠金(預り証拠金)の総額に、値洗損益金通算額および当日の決済取引によって生じた売買差損益金(お客様が支払うこととなる手数料および消費税を含む)を加減(益の場合は加算、損の場合は減算)した金額を「受入証拠金の総額」といいます。取引システムの画面で「受入証拠金の総額」を確認する場合は、「純資産」の金額をご参照ください。本書では以下「純資産」といいます。

純資産 = 預り証拠金 + 値洗損益金通算額 + 売買差損益金 - 手数料
 
※値洗損益金通算額は未決済建玉に関わる個々の建玉の値洗損益の合計額であり、当該未決済建玉を決済することによりお客様がお支払いになる手数料(仮手数料金額)は減算していません。

 

建玉を維持するためには、この「純資産」が「取引証拠金維持額」を下回らないように、証拠金を預託しておく必要があります。なお、取引システムの画面で「取引証拠金維持額」を確認する場合は、「維持証拠金」の金額をご参照ください。ここでは以下「維持証拠金」といいます。

※建玉を維持するために必要な状態 = 純資産 ≧ 維持証拠金

 

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