225耳より情報
225耳より情報(NT倍率低下見込んだ売買が中心か)
2025年12月16日 08:25
おはようございます。
15日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「夜間先物を受けて5万円に近い価格からのスタートとなった場合、一目均衡表の日足の転換線(ローソク足9本分の高値と安値の中心値)の5万0300円付近への上値の戻り試しの一方、日足の基準線(ローソク足26本分の高値と安値の中心値)の4万9750円付近の下値を試す局面の両方が考えられます。」と書きました。
実際には、半導体株への売りに加え、寄り付き前に発表された日銀短観が改善傾向を示したことからの日銀の利上げ見通しを受けて、寄り付き後の5万0432円を高値として下落する展開となりました。
一方で、内需系のバリュー株には買いが優勢で5万円割れからの押し目買いから5万0200円台まで反発する局面がありました。
夜間取引の日経平均先物(3月限)は、欧州時間中は概ね5万0300円近辺の横ばいで推移しましたが、米国市場時間になると弱い米経済指標の発表もあり、一時4万9900円近辺まで下落しました。その後は5万0100円を中心に5万〜5万0200円のレンジ横ばいで推移しました。
16日の日経平均株価は、引き続き5万円割れからの押し目買いの有無・程度が焦点となる中、日経平均平均をTOPIX(東証株価指数)で割ったNT倍率の低下を見込んだ、AI半導体関連株売りと高時価総額の自動車株・銀行株などへ買いが相場の中心となる展開から、5万円を中心に上下それぞれ200円幅近辺でのレンジ内推移を想定します。



