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風読記 フィリップFXブログ

SNB総裁も会見が悩ましい。昨日から今朝概況

 やはりアジア時間では動意なく欧州時間以降に動く展開。まずは欧州時間入り早々に発表されたスイス国立銀行SNB政策金利。史上最安値を更新しており、金利政策よりも以前のように為替介入へ何らかのものが示されるかと期待が高まった。
発表された政策金利は0.25%での据え置き、また声明では期待に反して為替介入への直接的な言及がなく、直後のヒルデブランド総裁の会見でも「通貨戦争という言葉は適切ではなく無責任」と為替介入への余地は示されたものの、以前のものからはトーンダウン。永世中立国とは言えG20会合等での通貨安競争への牽制には逆らわず、か。
しかし、この一連の流れでユーロ/スイスでのスイスフラン売り/ユーロ買いでの為替介入が遠のいたと見る向きが多かったか、ユーロ/スイスは再び最安値を更新し1.2735まで軟化した。
 このスイス高の主因はやはりユーロへの売り圧力。日本時間未明にムーディーズがスペインの格下げの可能性とギリシャのソブリン債格付けを引き下げる可能性を相次いで発表し、燻りつづける債務問題の「ふいご」となったとこでユーロは対ドルでも1.318まで下落。NY時間終わりにかけて戻してはいるものの1.32台の中盤までとなっており、またこの1.32で頭をもたげている感もありアジア時間でも目が離せない。
 一方で堅調なのが米ドル。住宅着工、失業保険申請と軒並み好調でははあるが、84.50目前で失速してしまっているのが気になるところ。今夜24時の景気先行指標総合指数で突破できるか、突破できなければクリスマス休暇直前の来週では心理的にも上値が重くなってきてしまうため難しくなる。
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2010.12.17日 8:56更新

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