225耳より情報
225耳より情報(「米国売り」一服で戻り試す局面か)
2025年05月23日 08:24
おはようございます。
22日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「日米財務省会談における為替のコメントへの反応に加え、国内長期・超長期金利の動向が焦点となる中、3万7000円の節目が上値として重くのしかかる展開が想定されます。3万6500〜600円近辺への下振れにも警戒しつつ、3万6750~3万7000円近辺に向けた動きが意識されやすい」と書きました。
実際には、3万7100円近辺で上値を抑えられた一方、3万6900円割れで押し目買いが入る中で3万7000円の節目が意識される展開となりました。
日米財務省会談後に一時的に円安となったものの、米国債売りに米ドル安が伴う「米国売り」が目立つ中で円高基調に変化はありませんでした。
夜間取引の日経平均先物(6月限)は、米国時間の朝方に米連邦議会下院がトランプ減税の恒久化を含む減税法案を可決したことで財政赤字の拡大が意識されたことを受けて3万6700円近辺まで下落する場面がありましたが、米国市場で米国債売りが一服(長期金利が低下)したことや堅調な米国景気指標を受けた円安ドル高より、3万7200円まで上昇する場面がありました。
23日の日経平均株価は、取引開始前に発表される4月の消費者物価指数に伴う為替相場の動きが意識される中、3万7250円近辺までの上値が意識される一方、3万7000円割れでの押し目買いも期待されるところです。