225耳より情報
225耳より情報(米国債格下げの影響は一旦吸収か)
2025年05月20日 08:25
おはようございます。
19日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「米国債格下げの余波を受けて強い売りから始まるとみられますが、為替の円高ドル安の動向とともに、オプション権利行使価格でもある3万7500円、3万7250円などで売り一巡後の押し目買いが出てくるかどうかが焦点となりそう」と書きました。
実際には、為替の円高ドル安を背景に、3万7650円を高値として3万7500円割れまで売られましたが、その後は3万7500円に上値を抑えられつつも、3万7400円台半ばで下げ渋る展開となりました。
夜間取引の日経平均先物(6月限)は、欧州市場の時間帯ではムーディーズによる米国債格下げの余波を受けて3万7250円割れまで下落しました。
米国市場の取引時間帯になると、米中貿易摩擦の休戦に水をさす動きも一部見られたことから、米長期金利が低下(米国債の買い)したことから3万7600円まで上昇する場面がありました。
20日の日経平均株価は、一目均衡表の日足の転換線(ローソク足9本分の高値と安値の中心値)である3万7550円近辺で上値を抑えられやすいことに加え、日米財務相会談や日米関税交渉に向けた警戒感が高まりやすいことから、3万7300円近辺まで下値を切り下げる展開を想定します。