225耳より情報
225耳より情報(ムーディーズの米国債格下げを受けて)
2025年05月19日 08:25
おはようございます。
16日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「為替の円高ドル安と米国の景気の弱さを嫌気した動きから、上値と下値を前日から切り下げる動くが想定されます。3万7500〜3万7800円近辺のレンジ推移を想定」と書きました。
実際には、寄り前に発表された1~3月期の実質国内総生産(GDP)が前期比年率で0.7%減となったことなどが警戒 されて3万7500円割れまで売られましたが、売り一巡後の押し目買い意欲も強く、3万7800円近くまで上昇しました。
夜間取引の日経平均先物(6月限)は、米国株高やドル高円安を受けて3万8000円まで上昇しましたが、17日午前5時40分ごろに格付け機関ムーディーズが米国債の格下げを発表したことから3万7800円まで下落して取引を終了しました。
19日の日経平均株価は、米国債格下げの余波を受けて強い売りから始まるとみられますが、為替の円高ドル安の動向とともに、
オプション権利行使価格でもある3万7500円、3万7250円などで売り一巡後の押し目買いが出てくるかどうかが焦点となりそうです。
終値で3万7500〜3万7600円近辺を維持できるかどうかも、20日以降の相場動向にとってポイントになりそうです。