225耳より情報
225耳より情報(3万7500円の節目割れからの下値試しの可能性)
2025年05月21日 08:25
おはようございます。
20日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「一目均衡表の日足の転換線(ローソク足9本分の高値と安値の中心値)である3万7550円近辺で上値を抑えられやすいことに加え、日米財務相会談や日米関税交渉に向けた警戒感が高まりやすいことから、3万7300円近辺まで下値を切り下げる展開を想定」と書きました。
実際には、ムーディーズによる米国債格下げの影響が限定的だったことから、一時、先週末の格下げ発表前に日経平均先物が付けていた価格帯である3万7900円台まで上昇しました。
その後、日米財務相会談や日米関税交渉についてのニュースに伴う為替への思惑や、20年国債の入札が不調で国内長期金利が大幅に上昇したことから売りに転じ、3万7500円割れまで下落しました。
夜間取引の日経平均先物(6月限)は、為替が円高ドル安傾向となる中でこう着したうごきとなり、概ね3万7500〜3万7700円のレンジ内での動きに終始しました。
21日の日経平均株価は、3万7500〜600円台で上値が重くなる一方、3万7400円台の下値を支える力が弱まりつつあるという認識の下、3万7250円近辺まで下値を試しやすい展開を想定します。