225耳より情報
225耳より情報(FOMC通過とAI半導体規制緩和で戻り売り圧力を突破できるか)
2025年05月08日 08:25
おはようございます。
7日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「為替が再び円高ドル安に振れていることや、トランプ関税への警戒が再燃していることなどを受けて、売り圧力が高まりやすい日となりそう」としつつ、「7日の朝に、米中会談を今週スイスで行うことが報道されており、寄り付きは高く始まることが見込まれますが、下値として3万6500円の節目近辺までの深押しへの警戒も必要な局面かもしれません」と書きました。
実際には、寄り付き後に3万6942円の高値を付けた後は、3万6750円近辺までの小幅な下落にとどまり、米FOMC(連邦公開市場委員会)を控えた様子見の強まりから、狭い範囲の値幅での横ばいに終始しました。
夜間取引の日経平均先物(6月限)は、日本時間8日午前3時にFOMCの結果発表直後は3万6800円台から3万6650円近辺まで下落しましたが、パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長の会見に加えて、トランプ米大統領がバイデン政権時代のAI半導体輸出規制の撤廃を発表したことを受けて、一時3万7070円まで上昇しました。
8日の日経平均株価は、1ドル144円近辺までの円安ドル高と半導体関連銘柄への買い先行で3万7000円の上値を試した後は、売り圧力に押されやすい展開を想定します。