225耳より情報
225耳より情報(日銀金融政策決定会合はハト派サプライズ)
2025年05月02日 08:25
おはようございます。
1日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「お昼頃に発表が見込まれる日銀の金融政策決定会合を睨み、神経質な動きになることが予想されます。3万6500円と3万6000円の間でブレやすいものの、大引けにかけてその中心の3万6250円近辺に収れんするような展開を想定」と書きました。
実際には、前場で3万6040円まで下落後、押し目買いから反発し、日銀の金融政策決定会合前には3万6200円台となりました。
会合では政策金利の現状維持を決めましたが、公表された展望リポートでは25年度と26年度の経済成長率見通しを下方修正したことで、日銀の利上げは当面難しいとの見方が広がり、円安ドル高の進展に伴って3万6544円まで上昇しました。
夜間取引の日経平均先物(6月限)は、植田日銀総裁の会見に加え、トランプ米政権の関税措置を巡る各国との交渉に楽観的な見方が台頭してきていることを背景に、円安ドル高が大幅に進んだことを受けて、一時、3万7060円まで上昇しました。
その後、米国市場の取引終了直前に、主要米企業の決算発表を控えてのポジション調整から3万6700円台まで売られました。
2日の日経平均株価は、4連休前や米国雇用統計の発表を控えていることから、3万7000円に近づくところでは売りが出やすい一方で、為替の円安ドル高を受けて3万6500〜3万6600円台での押し目買いが期待できるとみます。
4/7の年内安値から19営業日目となり、昨年8/5から一旦戻り高値を付けた9/2までの20営業日に近づいてきたこと、および為替のドル円相場が急速な円安ドル高に対する反動なども警戒されるところです。