225耳より情報
225耳より情報(日銀金融政策決定会合と日米関税交渉第2弾)
2025年05月01日 08:25
おはようございます。
30日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「トランプ政権による自動車・部品関税の負担軽減措置の好感、および赤沢経済財政・再生相の訪米に伴う日米関税交渉進展への期待などから、3万6300円台近辺まで上値を試す余地がありそうです。下値は、3万5900円近辺までで限定的とみます」と書きました。
実際には、月末要因もあり、寄り付き後に買われた際は3万6000円節目の上値の重さが意識されて売りに跳ね返されましたが、3万5800円近辺からの押し目買いから高値引けとなりました。ソニーグループやNECなど、主要な個別銘柄の材料が牽引した面も目立ちました。
夜間取引の日経平均先物(6月限)は、米国の重要な経済指標の結果が良くなかったことを嫌気して3万5630円まで下落しましたが、米FRBによる利下げ観測の高まりから反発に転じました。
米国市場終了後の時間外取引でマイクロソフトやメタプラットフォームズが強い内容の決算を発表したことを受けて、3万6300円まで上昇しました。
1日の日経平均株価は、お昼頃に発表が見込まれる日銀の金融政策決定会合を睨み、神経質な動きになることが予想されます。3万6500円と3万6000円の間でブレやすいものの、大引けにかけてその中心の3万6250円近辺に収れんするような展開を想定します。