225耳より情報
225耳より情報(上値と下値の切り上げ継続の展開か?)
2025年04月30日 08:25
おはようございます。
28日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「トランプ米政権が米国外で建造された自動車運搬船に10月から入港料を課す方針だと報道されたことや、トランプ大統領が相互関税の一時停止期間の延長に否定的な見解を述べたことから、3万6000円の節目までで上値が重くなる可能性がありそうです。一方で、売られた場合も、一目均衡表の週足の基準線(ローソク足26本分の高値と安値の中心値)である3万5600円近辺までで押し目買いからの反発が期待される」と書きました。
実際には、企業決算の発表で自社株買いや増配が相次いだことを受けて、寄り付き後に3万6075円まで上昇後、売りに押されたものの、3万5800円割れから押し目買いが入るなど、底堅く推移しました。
夜間取引、祝日取引の日経平均先物(6月限)は、トランプ米政権が自動車・部品関税の負担軽減措置を発表したほか、貿易交渉の進展を背景に、29日夜間に3万6230円まで買われました。
米国の消費者信頼感指数が低調だったことを受けて3万5900円割れまでの下落する場面がありましたが、押し目買いから3万6000円を回復しました。
30日の日経平均株価は、トランプ政権による自動車・部品関税の負担軽減措置の好感、および赤沢経済財政・再生相の訪米に伴う日米関税交渉進展への期待などから、3万6300円台近辺まで上値を試す余地がありそうです。
下値は、3万5900円近辺までで限定的とみます。