225耳より情報
225耳より情報(連休の動きは潮目の変化の兆し)
2025年05月07日 08:35
おはようございます。
2日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「連休前や米国雇用統計の発表を控えていることから、3万7000円に近づくところでは売りが出やすい一方で、為替の円安ドル高を受けて3万6500〜3万6600円台での押し目買いが期待できる」と書きました。
実際には、3万6976円まで上昇後に売られましたが、3万6619円から押し目買いで反発し、3万6900円近辺まで上昇しました。
日米の第2回関税交渉を無難に通過したことで輸出関連銘柄を中心に買われました。
夜間・祝日取引の日経平均先物(6月限)は、雇用統計やISM非製造業景況指数など米国の経済指標が良好だったことや米中貿易摩擦の解消期待などを背景に、3万7350円まで上昇する場面がありました。
その後、トランプ米大統領が外国で制作した映画に100%の関税をかける方針を示したことや、台湾が米国との通商協定の一環として台湾ドル相場の上昇を容認する可能性があるとの観測、および、半導体関税への警戒などから売られ、7日の朝には3万6800円近辺まで下落しました。
7日の日経平均株価は、為替が再び円高ドル安に振れていることや、トランプ関税への警戒が再燃していることなどを受けて、売り圧力が高まりやすい日となりそうです。
4/7の年内安値から20営業日目となり、昨年8/5から一旦戻り高値を付けた9/2までの20営業日と同じ日柄であることも気になるところです。
一方で、7日の朝に、米中会談を今週スイスで行うことが報道されており、寄り付きは高く始まることが見込まれますが、
下値として3万6500円の節目近辺までの深押しへの警戒も必要な局面かもしれません。