風読記 フィリップFXブログ
雨がちな時には読書などいかが?
九州では先日から、関東でも今週末にかけての入梅が予想されていると今朝の天気予報で言われていました。そんな外出もおっくうになるような時には読書なんていかがでしょうか?
ただ、金融書やビジネス書ばかりでは肩も凝るし息も詰まる。かと言ってフィクションの小説を紹介しても、ミステリや文芸書というのは往々にして好き嫌いがあるもの。そこで多少なりとも相場に関係のありそうなものを並べてみます。
幸田真音著「傷-邦銀崩壊」、「小説ヘッジファンド」、「日本国債」なんていかがでしょうか。
幸田真音オフィシャルサイト
「傷-邦銀崩壊」はディーラーの目線で書かれていて、ミステリ仕立てながらも「ダン!」「ユアーズ!」など現場の臨場感たっぷりです。少し大げさに書かれている部分もなきにしもあらずなのでご注意を。
「小説ヘッジファンド」はタイトル通りにヘッジファンドのディーラーの話。他の金融小説にはないスワップ金利、ヘッジ、カバーといった言葉が出てくるので楽しめます。
「日本国債」はその中身もさることながら、発表以後変化する情勢に合わせて数値データを書き換えているという作者のクオリティへのこだわりが垣間見える作品です。
この中では「傷-邦銀崩壊」と「日本国債」がどちらかと言えばオススメですね。
雨が止むのを待ちながら読書、晴耕雨読ではなく「成功雨読」かもしれませんよ。
でも、相場も気になる!という方は
日本ぶろぐ村でもいろんな方の分析があります。
2007.6.11日 12:13更新
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