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風読記 フィリップFXブログ

リスク回避加速、1ヶ月前を思い出してみよう

 アジア時間ではこう着状態で一進一退の動きだったが、欧州時間に入るとやはり債務危機問題が意識される展開に。フランスが格下げされるとの噂が流れたりイタリアやスペインの国債利回りが上昇したりしたことに加えてEU総合での失業率が8ヶ月連続で2ケタとなったことで市場ではユーロ売りに大きく傾き9月16日以来となる1.3割れを記録。その後の米時間ではカナダの9月GDPが予想を下回る前月比マイナス成長となったことで結びつきの強い隣国アメリカ経済への影響が懸念されリスク回避の円買い/ドル売りが加速。ドル円は先週末以来の83円前半まで値を下げた。
 ドル円83.9近辺には5日移動平均線や11月9日の安値80.54を基点としたトレンドライン、その少し下には9月の日銀介入時と11月1日の安値での61.8%戻しがそれぞれ抵抗として抵抗として意識されてよかったのだが、波を打ったような動きの前には抗いようがなく一気の下抜けとなった。
 思い返せばこの11月初めの安値から転換したきっかけは米雇用統計の非農業部門雇用で前月比15万人増という好調さだった。今週末発表の11月雇用統計が悪ければ再度の下落トレンドへ、ということも考えられるだけに今夜のADP雇用統計がその試金石となる。その後もISM製造業景況指数(24時)、ベージュブック(翌4時)と予定されており、今夜の過ごし方しだいで展開が大きく変わってくるだろう。
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2010.12.1日 7:46更新

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