225耳より情報
225耳より情報(値動きの荒い展開を想定)
2025年11月06日 08:25
5日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「半導体関連銘柄への売りから5万1000円割れの下値を試す展開が想定される一方、好決算銘柄への買いから前日終値を上回る5万1500円超えの上値を試す場面も考えられるところ」と書きました。
実際には、米国市場のAI・半導体関連を中心にハイテク株が売られる地合いが引き継がれた中、午前中はは為替市場の円高進行なども嫌気され、先物への大口売りに引きずられる形で4万9000円近辺まで前日終値比で約2500円下落する異例の展開となりました。
午後は空売り買い戻しや押し目買いで下げ渋る展開となり、5万0250円近辺まで1200円幅を回復する値動きの荒い推移となりました。
夜間取引の日経平均先物(12月限)は、5万0500円割れを押し目として戻り上昇基調となり、米国の雇用および非製造業に関する、それぞれ堅調な景気指標の発表を契機に、5万1380円まで上昇しました。
6日の日経平均株価は、引き続きボラティリティ(価格変動性)の高い推移が想定されます。一目均衡表の日足の転換線(ローソク足9本分の高値と安値の中心値)が5万0800円水準に上昇するとみられることから、オプション権利行使価格でもある5万0750円近辺を下値のめどとみます。



