225耳より情報
225耳より情報(関税と政局の先行き不透明感強まる)
2025年07月23日 08:25
おはようございます。
22日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「政局の先行き不透明感と円高ドル安に加え、日米関税交渉への期待が後退することなどが上値を抑える一方、AI(人工知能)半導体・データセンター関連を中心に下支えが期待される展開として、3万9600〜3万9900円近辺でのレンジ推移を想定」と書きました。
実際には、先物・オプション絡みの買い戻し加速から寄り付き後に4万0275円まで上昇しましたが、政局の先行きと関税を巡る不透明感から売りに転じ、3万9600円まで下落しました。
夜間取引の日経平均先物(9月限)は、為替の円高ドル安や米国とEUの関税交渉が難航しているといった報道を受けて、米国市場の取引開始前に3万9500円割れまで下落する場面がありました。
日米関税交渉への警戒もあり、戻りは3万9600円台までにとどまりました。
23日の日経平均株価は、引き続き円高ドル安と関税への警戒に加え、自民党の上層部からも「下野も選択肢」との発言が出るなど政局混迷が深まる兆しがあることから、上値が重くなる展開を中心に、3万9300円台〜3万9700円台の範囲での推移を想定します。