225耳より情報
225耳より情報(参院選の与党敗退も為替は円高方向)
2025年07月22日 08:25
おはようございます。
18日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「米国の利下げ観測が後退したことに伴うドル高円安と堅調な米国株決算を受けて4万円超えを試した後は、参院選の結果を待ちたい様子見姿勢からのポジション調整から、3万9750円近辺までの下落があるとみます。」と書きました。
実際には、米国株の上昇を受けて朝方には一時4万円台を回復しましたが、ディスコの下方修正を契機とした半導体関連株の下落などが響き、3万9745円まで下落しました。その後は、様子見姿勢が強まり、大引けまで3万9800円近辺の小動きで推移しました。
夜間取引・祝日取引の日経平均先物(9月限)は、参議院選挙で与党が歴史的大敗により衆参両院で少数となった中で、石破首相が続投する意向を表明したことから為替が円高ドル安に振れたことで上値を抑えられました。その一方、米国株市場が堅調に推移したこともあり、3万9800円を中心に上下それぞれ100円近辺の横ばいで推移しました。
22日の日経平均株価は、政局の先行き不透明感と円高ドル安に加え、日米関税交渉への期待が後退することなどが上値を抑える一方、AI(人工知能)半導体・データセンター関連を中心に下支えが期待される展開として、3万9600〜3万9900円近辺でのレンジ推移を想定します。