225耳より情報
225耳より情報(週末に相次いだ関税引き上げ発表)
2025年07月14日 08:25
おはようございます。
11日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「ミニ先物とオプションの最終決済に関する特別清算値(SQ値)算出のイベント通過後に、方向性を出しやすいことが想定されます。半導体受託製造の台湾積体電路製造(TSMC)の月次売上が堅調だったことの半導体関連へのプラス面の一方、米国とは対照的にトランプ関税への先行き不透明感に伴うマイナス面も想定」と書きました。
実際には、SQ値が4万円を超えたことを受けて寄り付き後に3万9957円まで上昇しましたが、指数への寄与度が高いファーストリテイリング の株価が決算発表の内容が嫌気されて急落したことが響き、3万9500円台へ下落しました。
夜間取引の日経平均先物(9月限)は、トランプ米政権がカナダに対して35%の高関税を課すと発表したことを受けて3万9300円まで下落しましたが、半導体エヌビディアへの買いなどを背景に3万9500円台まで反発しました。
14日の日経平均株価は、寄り付き後の3万9500円超えが想定されるものの、EU(欧州連合)やメキシコに対しても30%の高関税を課すと発表されたことを受けて、下値を模索する展開が中心となりそうです。
一目均衡表の日足の基準線(ローソク足26本分の高値と安値の中心値)の3万9200円近辺を下値の目処とみます。