225耳より情報
225耳より情報(エヌビディア時価総額4兆ドル達成、月次SQ前日)
2025年07月10日 08:25
おはようございます。
9日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「4万円近辺を中心とした値動きが期待される中、前日高値の3万9800円近辺で押し目買いが入るかどうかが焦点となりそうです。」と書きました。
実際には、寄り付き後の3万9971円を高値として売りに押されましたが、3万9600円近辺での押し目買いから反転して3万9800円まで上昇しました。
トランプ米大統領が銅や医薬品など分野別の関税設定に言及するなど米関税政策への警戒感が解消されないなか、為替の円安ドル高に下支えされました。
夜間取引の日経平均先物(9月限)は、トランプ米大統領による米FRB(連邦準備制度理事会)への利下げ要求などを受けて為替の円安ドル高が一服する中で、3万9750〜3万9950円のレンジ横ばいで推移しました。
10日の日経平均株価は、ETF決算に伴う分配金捻出の売りを先回りする動きで上値が抑えられやすいことに加え、為替の円高ドル安も上値を重くする展開が想定されます。
ミニ先物とオプションの7月限のSQ(特別清算値)算出日を11日に控え、4万円近辺では神経質な動きが見られると考えられます。
一方で、米半導体エヌビディアが時価総額4兆ドルに達したことを受けて半導体関連を中心に買われる場面も想定されます。4万円を中心に、4万0200円台の上値、3万9700円台の下値を目処とみます。