225耳より情報
225耳より情報(日本発で債券市場への大きなインパクト)
2025年05月28日 08:25
おはようございます。
27日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「26日終値時点の一目均衡表の日足の転換線(ローソク足9本分の高値と安値の中心値)だった3万7590円が上値として意識されやすい中で、3万7500円の節目割れからの押し目買いの強さが試されそうです。3万7250円近辺までの下値も想定しておきたいところ」と書きました。
実際には、午前中は3万7550円から3万7400円近辺まで下落しましたが、押し目買いから下支えされる展開でした。
午後に「財務省が6月20日に債券市場参加者を集めた国債市場特別参加者(プライマリー・ディーラー、PD)会合を開くことが分かった」と報じられたことから、財務省が今後、需給の緩みが意識される超長期債の発行額を減らすとの思惑が高まったことを受けて、為替の円安ドル高とともに大引けにかけて3万7770円まで上昇しました。
夜間取引の日経平均先物(6月限)は、祝日明けの英国および米国の市場がEUに対するトランプ関税の導入延期を受けて上昇したことや、米国の消費者信頼感指数が堅調だったことを受けて、一貫して買い基調となり、3万8300円台まで上昇しました。
28日の日経平均株価は、超長期債の利回り動向、および米半導体エヌビディアの決算を控えた半導体関連銘柄の動向が注目される中、3/26の高値3万8220円、5/13および5/14の高値である3万8494円、3万8325円などが上値として意識されそうです。下値は3万8000円割れからの押し目買いが優勢とみます。