225耳より情報
225耳より情報(EUとiPhoneへのトランプ関税)
2025年05月26日 08:25
おはようございます。
23日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「取引開始前に発表される4月の消費者物価指数に伴う為替相場の動きが意識される中、3万7250円近辺までの上値が意識される一方、3万7000円割れでの押し目買いも期待されるところ」と書きました。
実際には、為替が円安基調で推移するなか、大手重工など防衛関連株や半導体株などに買いが流入し、3万7373円まで上昇しました。週末には3回目の日米関税交渉も予定されるなか、後場は様子見姿勢が強まり3万7100円台を中心とする一進一退が続きました。
夜間取引の日経平均先物(6月限)は、トランプ米大統領によるEUへの50%関税や海外生産のiPhoneへの25%関税などに関する発言を受けて3万6500円割れまで下落する局面がありましたが、米国市場が週明け26日に祝日となることから、米国市場でポジション調整の買い戻しが優勢となったことを受けて、3万6900円近辺まで上昇しました。
26日の日経平均株価は、米国市場の祝日を控える中で、アップル関連銘柄への売りなどにより3万7000円の節目超えで上値が抑えられやすい一方、コメ価格引き下げ期待から食料品を販売するEコマース関連や小売業、飲食チェーン関連などによる下支えも期待されます。
それでも、トランプ政権によるEUへの関税が日本に対する厳しい見方に繋がりやすいことから、3万6700円近辺まで下値を試す可能性も見ておきたいところです。