為替勝力 フィリップFXブログ
08年金融市場10ショック
新年を明けましておめでとうございます!投資で儲かるすばらしい年を迎えるよう祈っております!
さて、09年金融市場を展望する前に、一緒に08年の金融事情を通しましょう。
1.FRBがベアー・スターンズ(Bear Stearns Cos.)を救済
二回の世界大戦も上手に乗り越えた、85年の歴史を持つ「老舗」まで救済を求めざるを得ない状況だと、プライムローンの深刻さは想像以上に凄まじい
2.リーマン・ブラザース(Lehman brothers)の破綻
この破綻がただのスタートに過ぎず、その後メルリ・リンチ(Merrill Lynch)とアメリカ銀行との合併や、ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)とJP・モルガンとの構造転換などで、米トップクラスの5つの投資銀行のうち、4つも消えた。
3.インサイダー取引及び詐欺事件
フランス大手銀行ソシエテ・ジェネラル(SG)のトレーダーが不正取引により、49億ユーロに及ぶ巨額の損失を招いた大きな事件でインサイダー取引及びヘッジファンド詐欺に対する警戒が高まっている。
4.レバレッジ操作の規制
1998年アジア金融危機の後、安定した投資環境の中、大量のヘッジファンドが現れ、レバレッジ操作が氾濫していたが、今回の金融危機でレバレッジ操作の規制の幕を開けた。
5.原油価格大暴れ
1バレル147ドルまで暴騰、そして35ドルまで一気に下落……恐ろしい
6.CPI(消費者物価指数)の変化がジェットコースターの如き
原油価格や食料価格など商品価格の大幅な下落及びプライムローンの引締めでインフレ問題が自然に解決したが、代わりにデフレ問題が近づいた。
7.流動性危機及びプライムローン引締
流動性が低下し始めるのは2007年の半ば、当時各国の中央銀行が公開市場操作を通して銀行システムに資金を注入したが、金融危機で銀行が持っている債券の価値が失い、システムでの流通さえできなくなっている。そのため、欧米各国の政府機関が抵当制限の緩和によって銀行に資金を注入することを図っている。
8.景気後退及び経済発展の減速
プライムローン問題が世界の隅々まで浸透したところで、先進国が景気後退を迎えた。その影響で途上国の経済発展も減速。
9.金融機関が国有化
政府の巨額な資金を獲得するため、欧米各国に数多くの大手銀行が国有化或いは半国有化に。特にイギリスの銀行。
10.救済及び景気の後押し
各政府の救済行動が最初の一つの会社を始め、銀行システムまで展開し、更に金融政策の緩和で市場の活発化を図っている
2009.1.14日 2:38更新
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