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為替勝力 フィリップFXブログ

年末のキーワードを纏めよう

1.アイルランドの支援
 アイルランド財政危機にやっと解決の兆候が見えてきたが、野党の労働党がEU、IMFによる支援策に反対姿勢を示したことで投資者らの不安を強めた。今週水曜日にアイルランドの会議でもし支援策を否決したら、ユーロの急落が避けられない。
2.格付け機関の声明
 各国の信用格付けへの懸念が高まっているので、格付け機関の声明に対し投資者らがかなり神経質になっている。昨日格付け機関ムーディーズが、米国の税制パッケージは米国の「AAA」格付けの見通しに対し、向こう2年で「ネガティブ」の可能性を高めるものだと声明したことでドルが急落した。
3.米追加緩和 
 本日に予定されているFOMC発表で、政策金利が据え置きになるだろうが、追加緩和に変更点があるかどうかは注目される。QE2に踏み切ったばかりで、変更は考えにくいが、米国債利回りの急騰について牽制発言があるとドル売りが前進する。
4.ブッシュ減税 
 ブッシュ前政権が実施した減税措置、所謂「ブッシュ減税」を中間所得層向けに2年間延長する法案が本日に上院に可決される見通しで、年内成立に向け大きく前進した。減税措置により長期金利が上昇し、景気回復への期待でドルが買われたが、財政赤字の拡大やインフレリスクに繋がるので、結局ドルの支援材料とはいえない。
5.中国当局による金融引締め 
 米国の追加緩和を受け、中国の金融政策が引締め方向に転換した。当面消費者物価指数の高水準により一段と引き締めることが懸念される。中国当局が金利の引き上げを慎重に進める方針を強調したが、利上げ観測で円高基調が変わらない。

2010.12.14日 9:08更新

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