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為替勝力 フィリップFXブログ

ドルの堅調はまだ終わっていない

 23日NY市場に米商務省が11月新規住宅販売件数を発表したが、前月比11.3%の減少で35万5000件となり、7カ月ぶりの低水準だったのでドル売りが優勢になった。この動きに対し、ファンダメンタル面の分析では、住宅市場の低調により早期利上げ観測が後退するのは原因だと指摘した。テクニカル面の分析では、クリスマスに向け取引を終了しようとする一部の投資家が新規住宅販売件数の発表をきっかけに利益を確定し、連休に入る前にポジション調整を強めたと判断した。
 私はテクニカルの分析がより適切だと思っている。今の為替相場の動きを確認すれば、その発表で差ほど動いたわけでもないし、市場がかなり薄くなっていることが分かる。参加者が少ない時期では、いくら肝心な指標でも反応は限定的で、むしろストップを狙う気力もなくなったのでファンダメンタル要素を無視してもいいぐらいの状況となっている。
 ところが、今年はこれで終わりだというわけではなく、クリスマス明けにまた暴れることも考えられる。住宅市場の指標が良くなかったものの、11月米個人消費が0.5%と2ヶ月連続でプラスとなり、個人所得が0.4%とやや予想を下回ったが、それでもここ6カ月一番大幅な伸びを記録した。米国の景気回復がスムーズに進んでいる中、次のマイナス材料が出るまで多分ドル買いの勢いが衰えることはなく、バスケット通貨に一段と上昇することが期待できそうだ。
 それでは、メリークリスマス!

2009.12.24日 2:45更新

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